ガラスの製造プロセス

フロート板ガラスの製造プロセス

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板ガラスの主原料は珪砂、ソーダ灰、石灰石、カレットなど、国内外で産出するものが使われています。
約1500℃の温度で溶かされ、溶解炉から一定流量で出されたガラス素地はフロートバスに入り、その内部の溶融金属(錫)の上に浮かびながら流れて行きます。この溶融金属の表面は平滑性に優れ、軟化したガラスの両面もフラットで滑らかな仕上がりになります。
フロートバスを出て徐冷窯に導かれ、ゆがみの無い光沢のあるガラスに仕上がります。

強化ガラスの製造プロセス

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板ガラスを強化炉に入れ、ガラスの軟化点に近い温度まで加熱します。その後、空気を両面にむらなく吹き付け、急冷します。こうすることにより、まず表面が先に固化し、遅れて内部が冷えて収縮する為、表面に安定した圧縮応力層ができ、衝撃に対する強度が普通のガラスの3〜5倍強化されるのです。

合わせガラスの製造プロセス

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2枚のガラスの間に、透明の特殊中間フィルムを挟み、オートグレーブに入れ加熱・加圧・圧着します。ガラスを3枚以上の多層合わせガラスも可能です。

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